脈絡

読み難い

親の話

親、というか、もう何でもない、ただの人間のはなし。たぶん、親のことが憎いんだと思う。知らないけど。ひとつだけ親について覚えていること。わたしが学校を辞めた時、父親は嘲るような目でこちらをちらりと見て、お前、中卒になるんだぞ? とだけ言った。…

なにもかわっていない。というはなし

知らんうちにここまで来て知らんうちに暮らしを続けている、哀れな人間。人間なのかそうでないのかもよくわからないくらい。人間だなんて認めたくないけれど人間としてしかやっていけない、いや人間としてやっていけているというとそれは完璧な嘘になる、し…

幸せとか、祈りとか、他力本願とかそういう話

ちょっと前に、お遍路に行こうと思い立った。 四国中を回って八十八か所のお寺を回収する、あれ。 それで四日前に出発して、三日目にやめると決めて、四日目に夜行バスに乗って隠れ家にとんぼ返りしてきた。 根性がないとか、自分で決めたことも完遂できない…

ふたり、ということの話

訳あってすきなひとと1か月くらい一緒に暮らしたのだけれど、その間に生活に於けるほぼすべてのことが「ふたり」のことになっていて ふたりでご飯作って食べてふたりで買い物に行きふたりで散歩してふたりでねむる、毎日を過ごしていると ふたりでなくなった…

変わることと、しあわせなことの話

死に損ねた。 言い方を変えると、生き延びた。 良かったのか悪かったのかは知らない。たった一言で死ねなかったとおもう。 ぼんやりと死ぬつもりでぼんやりと暮らしていたら破りたくない約束が出来てしまった、つまりは本気で死のうなんて思わなくなったのか…

題をつける価値もない話

誰かの大切な人になんてなれるわけないし本当に大切な人になんて出会えるはずもないし絶対やり遂げたいことなんて有ってないのと同じだし食べられなくなったら悲しい食べ物とかどうせすぐ忘れるし さよならの言葉は誰にも届かなくていい

自分勝手という話

自分勝手である。 わたしは自分勝手だ。 と、いうことを少し前に気付かされた。 だからどうという話でもないのかもしれない。 気付いたからといってもう常に死にたい状態に落ち着きつつあるこのお気持ちが何とかなるわけでもなければ、あぁわたしは自分勝手…

約束の話

去年の今頃に、2年以内に死ぬことを決めた。 それで1年暮らしてきたのは、約束ごとがあったからだと思う たとえば同年に訪れた島を再訪するとか、そういうのだけれど そういう簡単なものがわたしの暮らしを繋いでいた。 いま 約束ごとが去年より増えたいま …

ポジティヴなことの話

ポジティヴなことが、割にたくさんあることに気が付いた。 ポジティヴなことが たのしいことが 嬉しいことが もしかしたら幸せかもしれないことが………… 幸せになってはいけないと思って、傷を付けて血を流して、それを意図的に自分でして、それでどんどん不幸…

会話の話(2)

会話は基本的にわたしを傷付けるものだけれど、そうでなくて逆に心を治癒するような会話もあるのだろうと最近知った。 やさしい世界の会話はとてもあたたかくて柔らかかったから、既に歪で破れてしまったわたしの心を少しだけなおしてくれた気がする。 感情…

やさしい世界の話

やさしい世界。 それはわたしがずっと焦がれていたものなんだと思う。 何年前だっただろうか そのことばをわたしの中に見つけて その時から間違いなくわたしの中に常に残り続けてきた言わば信念 理想 通すべき筋のようなもの それがやさしい世界をつくること…

旅をする話

旅をしている、学校を辞めて、旅をしている。 このままきっと旅をして暮らすのだと思っていた。 学校を辞めた時、なにも感じなかった。 なにも変わらなかった。 それによって自由になったかと言われてもそんなことまったく無くて、わたしが縛られていたのは…

人間を信じることの話

この頃どうしても人間のことを信用できなくて、なぜだかわからないけれどどうしてもそのことばかりを考えてしまう。 自分のことについてもうすこしたくさん考えたいと思って思いを巡らせていても、最終的には人間の信用のことになる。 いつからか人間を信用…

人間失格の話

この頃太宰治のことが好きで、すこしすこし読んでいたりするのだけれど、その人間失格というはなしの言葉の端々になんとなく魅力のようなものを感じた気がして本屋へ赴いて買ってきた。なぜかわからないけれど最近文章を読むのが難しいことになってしまって…

いちばんの敵の話

いちばんの敵というのは自分だっていうのは結構たくさんの人が言っていて寧ろこの頃はそう言わないと逆におかしいみたいな風潮になりつつすらあるのではないかと思う。かくいうわたしもそう思ううちのひとりなのだけれど。 だけど一般的に言われている敵であ…

居場所とかの話

結局どこに居たってすることは変わらないのだと思う。 つまりはそういうことなんだな。都会に居てもふるさとに居ても、そのどちらでも無いどこかに居ても、わたしの居場所はおそらくないだろうしわたしがすることは同じなんだろう。物理的な変化なんてさして…

火の話

火はわたしを落ち着かせる。 もしかすれば全ての人間に組み込まれているのかもしれないけれど、そういう遺伝子のようなものがあるのかもしれないとも思う。 火が好きということは、それは紛れもなくわたしが人間の体を持っているということかもしれない。も…

忙しいことの話

最近なんだか知らないけど意味わからないくらい忙しくてもうどうしようどうしようなんとか目の前のことばーーってこなしたらあれいつの間にやら夜中じゃないかって、そういう毎日を過ごしている。良いのか悪いのかはわからないけれど少なくとも暮らしをやっ…

会話の話

会話に於いて大切なものはなんだろうかと考えると、わたしはそれは質問なのではないかと思う。結構当たり前のこと言った。質問から会話がスタートすることが多いし、発展させるのもまた質問だから。正論。 わたしは質問が苦手だ。質問されるのはまぁ大抵の場…

文章での会話の話

文章での会話、例えばLINEとかTwitterのリプとかDM、あとメッセンジャーとか そういうのが苦手。 なんでかわからないけど、発言が不自然になる気がするし、みんなみたいに上手く言葉や顔文字とかも使えない。 語弊ばかり生まれる気がして、相手が傷つかない…

旅の話

旅が好きで好きで好きだ。 昔、あるバンドにはまった時のように、かつて数学に夢中になった時のように。 ただひたすらどこかに行きたくて、毎日同じ時間に同じ場所に行かなくてはならないのが苦痛で学校が辛くなるほど好きだ。 あの開放感が好きだ。あの自由…

大丈夫とか大丈夫じゃないとかの話

しばらく書いてなかった。長い文章書けるような状況でも無かったかもしれない。 大丈夫じゃなくなって、どうしようも無くて旅に出たりしていたり。 そうしたらそのあとまた身動き取れなくなったり。 一度逃げてしまったら世界はもう逃げずにいた頃の世界とは…

QOLの話

QOL。高いに越したことないよね。今日気付いたのだけど、それをあげるのも大して重労働じゃないのではないかと。例えばちょっとだけ我慢するのやめてみるとか、ひとつ自分を自由にするルールをつくるとか。週末だけでも贅沢してみるとかさ。全く個人的で他人…

美味しいパンの話

美味しいパンは、それは正義だと思う。 なにかあったらとりあえず美味しいパンのあるパン屋さんに行けばなんとなく楽しくなるし、素敵な匂いがするから嬉しい。で、美味しいパンなんだから食べたら美味しくて良い。安ければなお良い。 コンビニとかにもパン…

神様の話

神様が居るとは思っていない気がする。 なにかそのような全知全能みたいなのが、わたしは出来ないと思っていて、それでも神様という形でなければなんらかの信仰の対象みたいな存在はあり得ると思う。言葉が曖昧だからかもしれないけれど、神様というものの定…

笑顔の話

本当の笑顔ってなんだろうなぁと、思うことが増えた。わたしは最近よく笑うようになったと自覚しているし、それは別に悪いことではない気がしている。けれどなんでだろうか疲れるし、時々ふっと虚しくなる。 小学生の、あれはたしか4年生の終わり頃か5年生の…

なんだか知らないけど悲しい時の話

なんだか知らないけど悲しい時、わたしは何をすれば良いのかわからなくなって、いつもとりあえずスマホを眺める。 主にTwitterを見ている。けどフォローが少ないから回転も遅いし、情報量はすぐに尽きる。 で、Twitterの情報が尽きたらFacebookとかLINEとか…

着るものの話

服とか靴を買うときには、気に入ったのしか身につけたくないから選んでるとすごく時間がかかる。大抵は家族と行ったり、一人で行くときもだけど時間かかりすぎるし気に入ったのが無いし家族には付き合わせてしまって申し訳ないと思う。自分ひとりのときは大…

狩りの話

手順は一応知っている、知識としては。ただ体験が伴っていなくて、だから使えるものではなくて。 動きを止めるところから、血抜き、解体。食べられるところはどこなのか、それ以外はどうするのか、作業する場所とか、皮の処理とか、本で読んだことはなんとな…

家事の話

ひとりの部屋に暮らしていると、どうしても家事が出来なくて、いつも洗濯物を溜めてしまうしお皿洗いもさぼってしまうし掃除もできない。いけないなぁとは思いつつ、平日はいつもやらないまま眠ってしまう。休日になればなんとか片付ける、その繰り返し。い…