脈絡

読み難い

親の話

親、というか、もう何でもない、ただの人間のはなし。






たぶん、親のことが憎いんだと思う。知らないけど。

ひとつだけ親について覚えていること。

わたしが学校を辞めた時、父親は嘲るような目でこちらをちらりと見て、お前、中卒になるんだぞ? とだけ言った。

わたしが学校を辞めた時、母親は一通りヒステリックに嘆いたあと、これで貴方の中学からあの高校に推薦では入学できなくなるわ とだけ言った。